バックナンバー
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京都産業保健総合支援センター メールマガジン282号 2024/9/2
発行:京都産業保健総合支援センター 所長 松井 道宣
ホームページ:https://www.kyotos.johas.go.jp/wp
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当センター主催 産業医研修会ついて
9月開催研修会 受付中
10月~11月開催研修会 9月6日(金)午前 受付開始予定
* 申込完了メール(自動)を受信されたことにより受付完了となります。
「kyotos.johas.go.jp」ドメインからのメールが受信できるよう
設定のご確認をお願いたします。
*セミナー・研修の詳細・お申込み
→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training-new
*日本医師会の産業医情報(資格更新の特例措置、Web研修会等)
→ https://www.sangyo-doctors.gr.jp/
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◇ 京都産業保健総合支援センター ホームページ情報 ◇
1) 令和6年度「京都産業保健セミナー」のご案内
2) 京都労働局 令和6年度「全国労働衛生週間」について
3)「令和6年度かかりつけ医・産業医等うつ病対応向上研修会のご案内
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◇ 健康経営とは ◇
産業保健相談員(メンタルヘルス・医学) 河合 早苗
健康経営、という言葉をよく耳にするようになった。「従業員の健康増進」を経営的な視点でとらえ、戦略的に実施していく取組のこと、と定義されている。労働者の健康を個人の問題ではなく、企業の収益向上に必須であり、健康促進に関する支出は投資である、というところにこれまでとは違った視点で労働者の健康を考えようという狙いもある。
ここ数年、労働衛生関係の雑誌やHPには、「健康増進セミナー」とか、「健康増進チャレンジ」などの話題が増えた。また、好事例の中には「健康のため、階段を使うようにした」などが挙げられてくる。そんなことは当たり前と思っていたのだが。
さて、ここで私事になるが、昨年、難病指定されている病気にり患し、原疾患はコントロールできているものの、右足足底、指の感覚麻痺、運動障害、しびれなどの後遺症を抱えての生活となった。以前ならよし、階段を使おう、と思えたのだが、さて、今は?よろよろと階段を上った結果、ふらついて転落する自分を想像し、1階から2階に移動する際でもエレベーターを使うだろう。各企業の社員さんの中にもいろんな事情で階段を使えない人もいるだろう、どんな気持ちでエレベーターを使っていらっしゃるだろうか。
一方で、両立支援事業も盛んにおこなわれている。仕事と治療を両立して離職を防ぐ、というのが目的。診断書に基づいて合理的配慮を実施し、働く人も企業も病気で仕事を諦める時代ではないとブラックジャック先生がつぶやく。
先ほどの話題に戻るが、「健康増進チャレンジ」で歩け歩けチャレンジ、さて、全員参加できるだろうか?取り残される人がいるのではないか?。メンタルヘルス対策では、健康な人、ややストレスを感じている人、すでにメンタルダウンしている人すべてを対象として行う、と定義されている。ならば、健康経営もそうでなくてはならないだろう。
全員参加、を目指して、工夫をしていく必要があるのかなと思う。
治療と仕事の両立支援 ブラックジャック篇
https://www.ryoritsushien.johas.go.jp/blackjack/
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◇ ゲートキーパーになろう ◇
メンタルヘルス対策・両立支援促進員 小澤 裕美子
ご存じの方も多いと思いますが、9月10日は世界自殺予防デーです。2003年に世界保健機関(WHO)と国際自殺予防学会(IASP)が共同で開催した世界自殺防止会議の初日を最初の世界自殺予防デーとして、世界的に自殺対策に取り組む責任があると決意表明(宣言)された日です。
日本では自殺対策基本法という法律に基づき、毎年9月10日から16日を「自殺予防週間」として国、地方公共団体、関係団体等が連携して「いのち支える自殺対策」という理念のもと啓発活動をしています。具体的にはポスター・動画や相談窓口の周知などです。この時期に合わせて自治体や民間団体等による相談事業の実施などもあります。
自殺対策の取り組みなどの情報をわかりやすくまとめた厚生労働省のサイトがあります。「まもろうよ こころ」です。そのサイトの中に「ゲートキーパー」についての説明がありました。それによるとゲートキーパーとは、「命の門番」とも位置付けられており、悩んでいる人に気づき、声をかけてあげられる人のことをいいます。研修や資格は必要ありません。「変化に気づく」、「じっくりと耳を傾ける」、「支援先につなげる」、「温かく見守る」の4つの役割がゲートキーパーには期待されていますが、そのうちのどれか1つができるだけでも悩んでいる方にとっては大きな支えになるとありました。
日々、私たちの心の門は開いたり閉じたりしていると思います。他人に対してだけでなく自分に対しても自身の心の門が開かないときもあります。その中でゲートキーパーの意識を持つことは、悩んでおられる方の支えの1つになれるかもしれないし、自分自身がしんどいときには、自身の声にじっくりと耳を傾けることで自身の思いに気づけるかもしれません。前述で「研修は必要ない」旨書きましたが、各自治体や民間団体主催の「ゲートキーパー養成研修」は毎年開催されています。また「誰でもゲートキーパー手帳」や「ゲートキーパー養成研修用動画」など「まもろうよ こころ」のサイトでアップロードされています。ご関心のある方は一度ご参加あるいはご覧になっていただけたらと思います。
※厚生労働省 「ゲートキーパーになろう!」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/gatekeeper1.html
※厚生労働省 まもろうよ こころ
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
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産業保健スタッフ研修会のご案内
【Web研修】おとなの発達障がい (2回シリーズ)
第1回:メンタルヘルスと発達障がい特性の理解について
日時:令和6年10月18日(金) 14:00~16:00
講師:大阪公立大学大学院 神経精神医学 教授 井上 幸紀 先生
第2回:発達特性を有する労働者の職場での事例性に応じた対応と
専門家との連携について
日時:令和6年10月29日(火) 14:00~16:00
講師:産業医科大学医学部 両立支援室 室長 永田 昌子 先生
リーフレット
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/wp-content/uploads/2024/08/2024.10otonahattatsusyougai.pdf
※2回シリーズですが、研修ごとのお申込が必要となります。
※テキストをお送りしますので、ご住所をお知らせください。
※日医認定産業医の単位は付与されません。
お申込: https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training#training02
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◇「石綿関連疾患診断技術研修(基礎・専門研修)」について◇
石綿関連疾患の診断方法、石綿ばく露の所見に関する読影方法
及び労災補償制度の取扱い等についての研修を実施しております。
今年度の研修日程(本研修は認定産業医の単位取得対象)
→ https://www.research.johas.go.jp/asbestokenshu/
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◇ 両立支援コーディネーター基礎研修を受講された皆様へ ◇
メールアドレス、ご所属先など登録情報の変更がございましたら
以下のアドレス宛てにご連絡ください。
労働者健康安全機構勤労者医療課
両立支援コーディネーター養成研修事務局
E-mail: co-ryoritu@honbu.johas.go.jp
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◇ 令和6年度 両立支援コーディネーター基礎研修のご案内 ◇
今年度の日程が公表されています。
オンライン形式(動画配信研修+WEBライブ講習)での開催です。
応募者多数の場合は厳正なる抽選のもと、受講者を決定いたします。
→ https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/2126/Default.aspx
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◇ 治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)◇
当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に取り組む事業場の方からの相談に応じています。
→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/ryoritsu
*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
・京都大学医学部附属病院 毎月第3水曜日( 9:30~12:30)
・京都府立医科大学附属病院 毎月第2木曜日(10:00~12:00)
・京都市立病院 毎月第1金曜日(11:00~12:00)
・京都第二赤十字病院 随時
・京都第一赤十字病院 随時
・京都桂病院 随時
・京都医療センター 随時
・洛和会音羽病院 随時
・宇治徳洲会病院 随時
・京都山城総合医療センター 随時
・京都岡本記念病院 随時
・市立福知山市民病院 随時
・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター 随時
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◇メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)◇
促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。
・管理監督者教育への講師派遣
・若年労働者教育への講師派遣
・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に
関する支援
詳 細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mental
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◆京都産業保健総合支援センターご利用案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/about
◆相談のご案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/consultation
◆研修・セミナーのご案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training-new
◆図書・教材のご案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/material
◆産業保健新着情報◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/archives/news
◆メールマガジン(バックナンバー)◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mailmagazine/back-number
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TEL: 075-212-2600 FAX: 075-212-2700
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発 行 人 :松井 道宣 編 集 人 :小見 伸雄
編集協力 :産業保健相談員 メンタルヘルス対策・両立支援促進員
発行/配信:京都産業保健総合支援センター https://www.kyotos.johas.go.jp/wp