バックナンバー

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京都産業保健総合支援センター メールマガジン296号 2025/4/1

       発行:京都産業保健総合支援センター 所長 松井 道宣
       ホームページ:https://www.kyotos.johas.go.jp/wp
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       当センター主催 産業医研修会ついて

         4~5月開催研修会  受付中

*日本医師会情報システム「MAMIS」への登録が必須となります。
 非会員の方も登録が必要です。
 ※3月30日(日)~4月6日(日)間はデータ移行に伴いMAMISの利用不可
 
  日本医師会産業医部会連絡協議会
   ・認定産業医の各種手続きに不可欠なMAMIS 登録完了について
   https://www.sangyo-doctors.gr.jp/Notice/Details/9025
   ・登録案内 MAMISchirashi_Ver3.pdf
   ・認定産業医更新手続きコロナ特例の終了について
   → https://www.sangyo-doctors.gr.jp/Notice/Details/9022

*セミナー・研修の詳細・お申込み
 https://www.kyotos.johas.go.jp/training-new
 ・申込完了メール(自動)を受信されたことにより受付完了となります。
  「kyotos.johas.go.jp」ドメインからのメールが受信できるよう
   設定のご確認をお願いたします。 

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◇ 京都産業保健総合支援センター ホームページ情報 ◇

1)厚生労働省「令和6年度治療と仕事の両立支援オンラインセミナー2回目(アーカイブ配信)」のご案内
2)厚生労働省 令和7年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の実施について

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◇ 自律的化学物質管理とプロフェッショナル ◇
    産業保健相談員(産業医学)  古海 勝彦

令和4(2022)年に公布された新たな化学物質規制が、本格施行となってまもなく1年になります。長く続いた法律準拠型から自律的な管理へというパラダイムシフトは、化学物質を取扱う事業場や担当者に大きな動揺と業務負荷を与えることになりました。工場内には古い掲示の間に新しい掲示がいくつも貼られ、天井近くまで達している作業場もあり、老眼と乱視の目には視力検査よりも厳しいものになりました。かつて印刷工場の産業医をしていた時に、仕事が終わって床に付いたインクをウエスで拭き取っている作業者をよく見かけました。腰を曲げきつそうな姿勢で床を拭いている手には、アセトンの容器が握られていました。「それ、ダメじゃない」と注意をすると「これだと良く落ちるんですよ」とお決まりの言葉が返ってきました。ある日、「朝起きたら右手の皮膚が赤く腫れていた」と若い社員が診療所に来ました。手首と肘の間に帯状に広がった紅い腫脹は、作業着の袖に付着したインクの場所にピタリと一致しました。
令和2(2020)年から特殊健康診断において「作業条件の簡易な調査」が行われるようになりました。「化学物質の使用頻度」「取扱量」「使用している保護具」などを尋ねるものですが、保護具の選択肢の中に「ヘルメット」「墜落制止用器具」がありました。まさかとは思いましたが、有機溶剤を扱っている作業者が、なぜか「ヘルメット」を選択しているのには驚きました。選択肢に関係のない保護具を入れているのはトラップだったのでしょうか?厚生労働省が危機感をもって行った今回の改正は、今後どれだけの成果を上げるのでしょうか?一般の作業者が触れることのない有害物質を、毎日のように取り扱う有害業務作業者は、プロであって欲しいと思います。ハレの日に訪れる和食店の板長は、素材の産地や栽培方法、名前の由来まで色々なことを教えてくれます。最近、リニューアルされた「プロフェッショナル仕事の流儀」では、最後に「あなたにとってプロフェッショナルとは?」と問いかけます。プロフェッショナルとは「能力が高く、技に優れ、(その仕事に)確かさがある」「専門的な仕事に従事している人、専門的な仕事で評価を得ている人」とされていますが、有害業務従事者には、有害物質を扱うプロであって欲しいと思います。忙しいからと包丁をぞんざいに扱えば、自らに傷を負うことになります。プロはどんなに忙しくても、決めたやり方を変えません。名店の壁には掲示物は貼られていません。掲示物など見なくても、扱っている化学物質の名前は勿論、危険性や応急処置をスラスラと言えるようになって欲しいと思いながら、新しく貼られた掲示物を見つめる毎日です。

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◇ 着任のご挨拶 ◇
    副所長 田中 巧(たなか たくみ)

  4月1日付けで園部労働基準監督署から当センターの副所長として着任いたしました。前任の小見同様よろしくお願いいたします。
 さて、「安全」と「健康」は、職場において最も優先されるべきものです。両者とも優劣をつけることはできません。ただ、労働者は体が資本です。健康であればこその労働ですので、個人的には「健康」の方がやや重いように感じています(もちろん病気であっても仕事との両立は可能です)。
 少子高齢化や労働力不足が問題となっていますが、必要な労働力を確保するためには、労働者が健康で働き続けられる職場の環境整備が重要となります。
 当センターでは、労働者が健康で長く活躍できるよう、各種産業保健活動支援事業をより充実したものとなるよう努めてまいります。
 引き続き、関係機関、関係団体、事業者等の皆様には、当センター事業の円滑な運営にご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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◇ 産業保健スタッフ研修会のご案内 ◇

『パワハラを臨床心理学的に考える1―被害者に発生していることー』
  日時:令和7年4月22日(火) 14:00~16:00

『パワハラを臨床心理学的に考える2―行為者に発生していることー』
  日時:令和7年5月27日(火) 14:00~16:00

『パワハラを臨床心理学的に考える3―相談者が知っておくべきことー』
  日時:令和7年6月24日(火) 14:00~16:00

講師:(株)ホリスティックコミュニケーション 代表取締役 豊田 直子 氏
会場:アーバネックス御池ビル会議室 (東館2階)
参加費:無料

詳細・お申込: https://www.kyotos.johas.go.jp/training#training02
       ※日医認定産業医の単位は付与されません。

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◇メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)◇

  促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。

   ・管理監督者教育への講師派遣
   ・若年労働者教育への講師派遣
   ・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
   ・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
   ・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に
    関する支援
   詳 細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mental

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◇ 治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)◇

 当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に取り組む事業場の方からの相談に応じています。
  → https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/ryoritsu

*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
  ・京都大学医学部附属病院  毎月第3水曜日( 9:30~12:30)
  ・京都府立医科大学附属病院 毎月第2木曜日(10:00~12:00)
  ・京都市立病院       毎月第1金曜日(11:00~12:00)
  ・京都第二赤十字病院    随時
  ・京都第一赤十字病院    随時
  ・京都桂病院        随時
  ・京都医療センター     随時
  ・洛和会音羽病院      随時
  ・宇治徳洲会病院      随時
  ・京都山城総合医療センター 随時
  ・京都岡本記念病院     随時
  ・市立福知山市民病院    随時
  ・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター 随時

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◇ 両立支援コーディネーター基礎研修を受講された皆様へ ◇

  メールアドレス、ご所属先など登録情報の変更がございましたら
  以下のアドレス宛てにご連絡ください。

       労働者健康安全機構勤労者医療課
       両立支援コーディネーター養成研修事務局
       E-mail: co-ryoritu@m.johas.go.jp

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◆京都産業保健総合支援センターご利用案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/about
◆相談のご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/consultation
◆研修・セミナーのご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training-new
◆図書・教材のご案内◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/material
◆産業保健新着情報◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/archives/news
◆メールマガジン(バックナンバー)◆
 https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mailmagazine/back-number

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メールマガジンのお申込み・配信アドレスの変更、配信解除
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発 行 人 :松井 道宣  編 集 人 :田中 巧
編集協力 :産業保健相談員 メンタルヘルス対策・両立支援促進員
発行/配信:京都産業保健総合支援センター  https://www.kyotos.johas.go.jp