バックナンバー
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京都産業保健総合支援センター メールマガジン 234号 2021/1/5
発行:京都産業保健総合支援センター 所長 松井 道宣
ホームページ:https://www.kyotos.johas.go.jp/wp
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謹んで、新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は、コロナ禍において、ご利用者並びに関係団体の皆様には、当
センターの事業運営にご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
今後も、より一層皆様のご要望に応えられますよう職員一同努めてまい
りますので、本年も昨年同様ご利用いただきますようお願い申し上げます。
また、メールマガジンにつきましても、皆様のお役に立てるよう内容の
充実に努めて参りますので、引き続きご愛読の程、よろしくお願い申し
上げます。
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当センター主催 産業保健研修会について
1月開催研修会 申込受付中
2月開催研修会 1月20日(水)受付開始(予定)
お申込 → https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training
感染状況等により、受付開始日の変更、研修の中止をさせていただく
ことがございます。研修の中止につきましては電話連絡はいたしません。
来場前に当センターのHPをご確認ください。何卒ご理解、ご了承のほど
お願い申し上げます。
※当センターが実施する「産業医研修会」について、付与できる単位は
「生涯研修」のみとなります。
「基礎研修」を受講される方は、日本医師会の研修会情報をご覧ください。
→ http://jmaqc.jp/sang/designated_training/index.php?start=50
◇ 京都産業保健総合支援センター ホームページ情報 ◇
1)日本産業衛生学会 職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド
2)厚生労働省 職場における新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する
ためのチェックリスト
3)厚生労働省 石綿含有製品等の製造、輸入、譲渡、提供又は使用の禁止
の徹底について
4)厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の“いま”について10の知識
5)京都労働局「治療と仕事の両立支援オンライン地域セミナー」のご案内
6)こころの耳 メンタルへルスに関する社内相談窓口設置のポイント
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◇ 私のテレワーク ◇
産業保健相談員(カウンセリング) 伊東 眞行
私は心理カウンセリング機関の運営、大学でのキャリアカウンセリング、非常勤講師など、複数の仕事を長年続けてきた。コロナ禍の中テレワークが拡大し、日本中で働き方の大変革が起こっているが、私自身の仕事も今大変動中である。
今、私の心理カウンセリング機関では、来所してもらう対面相談が2割に減少し、電話やzoomでのオンライン相談が8割へと切り替わっている。あるクライアントさんは遠方から2時間以上かけて来られていたが、移動時間と交通費が負担になっていたため、相談がとぎれがちだった。それが、オンライン相談に切り替えたことにより負担が軽くなり、コンスタントにカウンセリングを行えるようになった。
しかし、オンライン相談では心理検査を実施したり資料を閲覧してもらうことができにくい、という制約がある。また微妙な空気感が伝わりにくいので、初回相談はやはり対面で行っている。
大学でのオンライン講座では、学生は顔を見せず(ビデオの停止)音声をオフ(ミュート)にするのがスタンダードになっているらしい。そのため講師は学生の反応がつかめず、パソコンに向かって独演会をするような状況が生まれている。受講者の表情やうなずきなどの反応がないと、手応えが乏しく話に熱が入らない。ただ、社交不安症やひきこもり傾向の学生にはオンラインは受講しやすくなっており好都合のようである。
最近学会や研修会もオンラインが多くなった。自宅で参加できるので、交通費・宿泊費の負担なく参加できて大助かりである。疲れたらオンラインを切断し適宜休憩もできる。会場間の移動で走り回る必要もない。良いことずくめのように思えるが、参加者同士の久しぶりの再会を楽しんだり新たな出会いがないのは何とも寂しい。
企業ではワーケーション(ワーク+バケーション)なども試みられている。観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用しながら、働きながら休暇をとる過ごし方である。「旅行先にまで仕事を持ち込むのか」という批判も聞こえてきそうだが、いろいろな働き方を試してみるのも面白い。
コロナ禍の中で想定外の働き方改革も進行しているが、知恵を働かせ工夫をすることにより、プラス効果がより多くもたらされることを期待したい。
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◇ 「満足度・生活の質に関する調査」のご紹介 ◇
メンタルヘルス対策促進員 西村 和記
幸福と感じるのは人によって様々な分野や優先度があると思われますが、幸福度は測ることができるのでしょうか?コロナによって幸福度はどの程度の影響があったのでしょうか?手っ取り早く幸福度をあげる方法はあるのでしょうか?
内閣府が「満足度・生活の質に関する調査」を行い、その報告書が令和元年5月の第1次から、令和2年9月に第4次報告書を出しています。また「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」結果が令和2年6月に公開されています。
この調査の結果をいくつかご紹介いたします。点数はそれぞれの質問につき「全く満足していない」を0点、「非常に満足している」を10点として11段階になっています。
総合主観満足度は男性と女性では女性の方が高いです。10年区分で男女とも若年層より25歳から59歳まで低くなっていき、60歳を超えると急激に上昇します。現役世代、責任世代は苦労が多いのかなと思いました。世帯年収別の総合主観満足度では、最高点と最低点の差が1.83になりますが、3000万円を超えると下がりはじめ、1億円以上の方が700万円以上の区分より低くなっています。健康状態の満足度が「よくない」~「よい」の点数差が最も大きく、3.96です。友人との交流を持つ人と、持たない人の差は2.04、趣味・生きがいのある人、無い人の差は、1.81です。「趣味・生きがい」や「友人との交流」の差が年収満足度の2000万円分の差とほぼ同じ点数になるくらい大きな意味を持つのかと驚きました。他に「ボランティア活動(町内会活動やその他なんらかの金銭以外での交流活動)」を行う人は総合主観満足度が高くなります。このあたりに幸福度を上げるコツがあるのではないかと思います。
5月25日の緊急事態宣言解除後の調査では、生活全体の満足度が1.48下がり、「生活の楽しさ・おもしろさ」の満足度は1.95下がりました。女性1.70の方が男性1.26より大きく下がりました。対話人数の低下も男性より女性の方が大きく下がっています。一方で「新しいことへのチャレンジ」を10歳代~30歳代で取り組み始めた人も過半数%となっています。「生活の楽しさ・面白さ」は総合主観満足度ともっとも相関が高いものです。楽しさ、面白さを見つける姿勢を大切にしたいものです。
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◇ メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)◇
メンタルヘルス対策促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。
・管理監督者教育への講師派遣
・若年労働者教育への講師派遣
・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に関する支援
詳 細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mental
お申込→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/wp-content/uploads/2019/06/mental-s.pdf
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◇ 治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)◇
当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に
取り組む事業場の方からの相談に応じています。
→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/ryoritsu
*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
・京都大学医学部附属病院 1月も随時に変更しております。
・京都府立医科大学附属病院 1月も随時に変更しております。
・宇治徳洲会病院 随時
・市立福知山市民病院 随時
・京都市立病院 随時
・京都医療センター 随時
・京都第一赤十字病院 随時
・京都岡本記念病院 随時
・京都第二赤十字病院 随時
・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター 随時
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◆京都産業保健総合支援センターご利用案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/about
◆相談のご案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/consultation
◆図書・教材のご案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/material
◆産業保健新着情報◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/archives/news
◆メールマガジン(バックナンバー)◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mailmagazine/back-number
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発 行 人 :松井 道宣 編 集 人 :古澤 稔正
編集協力:産業保健相談員・メンタルヘルス対策促進員・両立支援促進員
発行/配信:京都産業保健総合支援センター https://www.kyotos.johas.go.jp/wp