バックナンバー
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京都産業保健総合支援センター メールマガジン 250号 2022/5/2
発行:京都産業保健総合支援センター 所長 松井 道宣
ホームページ:https://www.kyotos.johas.go.jp/wp
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当センター主催 産業医研修会ついて
5月研修会 申込受付中
6月研修会 5月11日(水)午前 申込受付開始予定
*セミナー・研修のご案内
→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training
*日本医師会の産業医情報(資格更新の特例措置、研修会等)
→ https://www.sangyo-doctors.gr.jp/
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産業保健スタッフ Web(Zoom)研修会のご案内
『金属アーク溶接等作業の法規制で必要とされる措置等について』
日時:令和4年5月31日(火) 14:00~15:30
講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 岡本 浩
『ストレスチェック実施後の職場環境改善の実施方法』
日時:令和4年6月21日(火) 14:00~15:30
講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 花谷 和雄
『パワーハラスメントを心理学的に考える 全3回シリーズ』
*既に定員に達しました
2回目:行為者の立場 令和4年5月10日(火)14:00~16:00
3回目:相談対応者の立場 令和4年6月14日(火)14:00~16:00
講師:(株)ホリスティックコミュニケーション
代表取締役社長 豊田 直子 氏
詳細・お申込: https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training#training02
※日医認定産業医の単位は付与されません。
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◇ 京都産業保健総合支援センター ホームページ情報 ◇
1)厚生労働省「スベっちゃダメよ!転倒予防 ムチャしちゃダメよ!
腰痛予防」
2) アレルギー疾患を有する者又はその家族に対する治療と仕事の両立支援
について
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◇ 新任のご挨拶 ◇
メンタルヘルス対策促進員 西野 智子
4月より、促進員に着任させていただきました、産業カウンセラー、社会保険労務士の西野智子と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
企業や財団法人にて25年あまり勤務し、総務、人事、労務管理などの実務を担い、在職中に社会保険労務士、産業カウンセラーの資格を取得いたしました。資格取得後は、労働相談員の経験を積み、昨年、社会保険労務士事務所を開業いたしました。
これまで働いた職場では何人ものメンタル不調者がおられましたし、労働相談でもメンタル不調者のお話を伺うことが多く、産業保健分野に関心を持ち、メンタルヘルス対策の重要性を強く感じております。
2年程前に近畿大学の三柴教授が、ハラスメントに関するご講演の中で、メンタル不調者への事業者の対応をイソップ寓話の『北風と太陽』に例え、事業主が解決を急ぎ手っ取り早く事を進めるよりも、ゆっくりと向き合い丁寧に手順を踏む必要性をお話されました。また、労働者の健康に関わる自己決定の支援が重要であることをお聞きして、胸にストンと落ちるものがあり、まずは太陽を照らすことを、私が相談員として活動する上での心構えとしております。
社労士として開業する際に、事務所名を“社労士事務所TOMORROW”と名付けました。職場でしんどいことがあっても、心身をしっかりと休めて、明日からまた一歩踏み出そう、今日は下を向くことがあっても、明日は前を向けるように、という想いを込めております。
すでにご活動されておられる皆様方に、ご鞭撻いただきながら頑張っていく所存でありますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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◇ コロナ禍3年目の産業メンタルヘルス対策~テレワークについて~ ◇
産業保健相談員(メンタルヘルス・医学) 杉本 二郎
新型コロナ感染症が地球上にまん延して3年目に入っています。加えて今年2月からロシアによるウクライナ侵攻により世界の政治経済や社会は大きな危機に直面しています。ロシアに隣接してエネルギー資源の少ない日本も東日本大震災以来の深刻な事態を迎えています。
コロナ禍での長期に亘るストレスが続く中で、大国による侵略戦争に伴うもう一つの大きなストレスが加わったといえます。
こういった二重のストレスを抱えて生活していますと、職場や家庭での些細なストレス因が加わる事で心身の反応が起こりやすくなります。
その中でもコロナ禍で加速されたテレワークが注目されています。テレワークは職場以外の定められた場所で仕事をすることで、リモートワークは職場以外の場所での業務一般を示す幅広い定義と言えます。
テレワークには通勤時間の節約や、フレックスタイム制度との併用で育休明けの職場復帰が容易となり女性の離職者が減る、対人関係が苦手な人が安心して働ける、等々の長所があります。
反対に勤務時間や勤怠の把握が困難、長時間労働やサービス残業の増加等々の短所が挙げられていますが、何よりも職員同士の対面の機会が減る事、慢性的な孤立感、気軽に相談しにくい、新入社員や異動した人が十分な研修・引き継ぎ・指導を対面で受ける事なく新しい職場(しかもリモート)で仕事をしなければならないこと、この為に適応障害を起こして心療内科・精神科を受診される方が増えていること、等々の弊害も指摘されています。
また、これまでの生活スタイルからの大きな変化により家庭内での問題が浮き彫りとなり、DVや虐待、離婚、アルコールやギャンブル依存症等々が増加しています。
加えてコロナ禍でのテレワークで67%の方が運動不足であると答え、睡眠リズムの乱れ、体重増加、高血圧症や高脂血症、心臓疾患、糖尿病の増悪等々身体疾患が増えているという報告も出ています。
ストレスがうまく処理できないとこのように心身と共に行動面でも障害が生じます。ストレスフルな状況にある時こそ人と人との温かな触れ合いが望まれます。ちょっとした言葉が人をホッとさせます。
情報通信技術(ICT)を活用したテレワークの利便性と同時にその弊害にも目を向けた産業メンタルヘルス対策が求められています。詳しくは厚労省「こころの耳~テレワークでのメンタルヘルス対策について※」にアクセスしてください。
私は、在宅勤務の方には「朝の出勤時間には〝行ってきます″と声を出して家を出て通勤時間分のウォーキング、帰宅してパソコンを開いて〝おはようございます″と挨拶して業務開始。昼は〝昼食に行ってきます″、終業時間には〝お先に失礼します″と声を出してパソコンを閉じ再びウォーキング、帰宅時には〝ただいま!″と大きな声を出してください」と1日のメリハリをつけるよう勧めています。特に単身の方にはこうする事で生活リズム感を失わないよう注意を促しています。おかしいのではないか?と思わないでください。おかしいのは世の中の方です。このぐらいやらないと普通の人はテレワークの波に押し流されてしまうかもしれません。
とにかく、いろいろと自分流の工夫を凝らしてこのコロナ禍と戦争という大変な時代を乗り越えてください。
※厚生労働省 こころの耳~テレワークでのメンタルヘルス対策について
→https://kokoro.mhlw.go.jp/telework/
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◇ 食生活と心の健康 ◇
メンタルヘルス対策促進員 宮本 理惠子
私の体験談となりますが、お付き合い下さい。
私は、「毎月血液検査」をしています。
毎月~なぜ~かというと、ある慢性の持病があり炎症がどの程度かとか、薬の副作用で、腎臓や肺など臓器に異常が出る可能性がある為、主治医に診てもらっています。
血液検査項目に2ヶ月に一回総コレステロール値の検査があるのですが、私はその値がかなり高いのです。「正常範囲・・130~219」と表示されていますが、私はいつも「320とかで300超」です。
でもまあ、今のところ身体に影響ないので放置していたところ、姉に叱られました。
姉は、数年前になんとなく足先がしびれ歩きづらい、ろれつが回らなく話づらいから始まり、ほぼ口が開かない状態で話ができなくなり、脳梗塞と診断されました。脳血管は詰まっていて壊死しており回復しない状態でした。
しかし、入院治療し、通院により問題なく暮らしてしますが、現在も相手は気がつかないかもしれないが、自分自身では話づらいと言っています。血液検査で少しでも数値が高いとすぐコレステロールを下げる薬を処方され服用しているようです。
脳梗塞で歩けなくなった方など、突然襲ってくるこの病気の恐ろしさを延々と聞かされ、コレステロールの多い食品が大好物な私でありましたが、一大決心し食生活を改善することにしました。
コレステロールを下げる食品、善玉コレステロールを上げる食品など調べ、来る日も来る日も、玄米・オートミール・お味噌汁・野菜・海藻・豆腐・納豆・梅干・大豆・小豆・豆乳・青魚(オメガ3脂肪酸)・肉(赤身)は少量、アマニ油(悪玉コレステロールを下げる)の摂取。そしてパン、白米、麺類、バターなど乳製品、卵類、貝類、油もの、加工品、アルコール、お菓子(あんこは除く)は一切食しませんでした(頑張りました 3ヶ月間)。
私は、血液検査の結果にワクワク感でいっぱいでした。しかしながらガーン!!
数値は「268」と減少したものの「正常範囲130~219」には届きません。あれだけ食べたいものをグッとこらえて頑張ったのに~と切なさでいっぱいでした(落ち込んだ。疲れたー)。
ハタと、極端な自分に気が付きました。食生活の改善は大切だけど、好きなものを食べる楽しみはメンタルに欠かせないものであると。
身体の健康も大切だけどメンタルも大切で、バランスを取り継続することが重要ですね。食生活と心の健康って繋がっていますよね。
皆様、無理のない食生活、適度な運動、そして笑いと感動のある生活を心掛けて毎日楽しく暮らしましょう。
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◇ メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)◇
メンタルヘルス対策促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。
・管理監督者教育への講師派遣
・若年労働者教育への講師派遣
・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に関する支援
詳 細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mental
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◇ 治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)◇
当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に
取り組む事業場の方からの相談に応じています。
→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/ryoritsu
*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
・京都大学医学部附属病院 毎月第3水曜日( 9:30~12:30)
・京都府立医科大学附属病院 毎月第2木曜日(10:00~12:00)
・宇治徳洲会病院 随時
・市立福知山市民病院 随時
・京都市立病院 随時
・京都医療センター 随時
・京都第一赤十字病院 随時
・京都岡本記念病院 随時
・京都桂病院 随時
・京都第二赤十字病院 随時
・洛和会音羽病院 随時
・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター 随時
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◆京都産業保健総合支援センターご利用案内◆
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◆研修・セミナーのご案内◆
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https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/material
◆産業保健新着情報◆
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発 行 人 :松井 道宣 編 集 人 :清水 和義
編集協力:産業保健相談員・メンタルヘルス対策促進員・両立支援促進員
発行/配信:京都産業保健総合支援センター https://www.kyotos.johas.go.jp/wp