バックナンバー
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京都産業保健総合支援センター メールマガジン 251号 2022/6/1
発行:京都産業保健総合支援センター 所長 松井 道宣
ホームページ:https://www.kyotos.johas.go.jp/wp
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当センター主催 産業医研修会ついて
6月研修会 受付中
7・8月研修会 6月9日(木)午前 募集開始予定
*セミナー・研修のご案内
→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training
*日本医師会の産業医情報(資格更新の特例措置、研修会等)
→ https://www.sangyo-doctors.gr.jp/
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◇ 京都産業保健総合支援センター ホームページ情報 ◇
1)厚生労働省 労働安全衛生規則の一部を改正する省令の施行について
2)厚生労働省 令和4年度全国安全週間の実施について
3)令和4年度両立支援コーディネーター基礎研修日程のご案内
4)厚生労働省 令和4年度における建設業の安全衛生対策について
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◇ 生活習慣の改善が長続きするには ◇
産業保健相談員(産業医学) 山田 達治
高血圧を改善しようと、毎晩ランニングをしていた従業員がいます。カロリー制限をして運動を続けても血圧は上がる一方でした。遅い時刻に激しい運動をすることが血圧に良いとはとても思えません。そこで、夜の運動はランニングではなくストレッチにすること、睡眠時間を1時間増やすことを指導したところ、収縮期血圧が平均して10ほど下がりました。
学生時代にスポーツマンだった人の中には、自分を追い込まなければ運動をした気にならない人が少なくないようですが、高血圧や糖尿病の改善を目指すための運動は、それほど負荷が大きいものでなくても良いのです。摂取カロリーを制限して激しい運動をすれば体重はある程度減りますが、往々にして脂肪よりも筋肉を減らす結果に陥り、リバウンドを招きます。短期的な数字に一喜一憂するよりも、年齢的に無理のない範囲で筋肉や心肺機能を活性化できればよいと思います。
また、運動とは自分の身体を虐めることだと認知している人は、運動に踏み出す際の心理的ハードルが高くなりがちです。少し物足りないレベルの運動でも、毎日実践できているのであれば、怠りや中断に陥るよりも良いはずです。
一方、医療職側も保健指導の際には気を付けなければなりません。高血圧や高血糖を放置した結果がもたらす悲劇をよく知っているため、健康に無関心な人たちに私たちは業を煮やし、つい脅したり、半ば強制的な方法を取ってでも彼らの行動を変えようとしたりしがちになります。しかし、社員たちは日頃の仕事で、目標数値達成のためにギリギリの努力をしています。私たちまでもが、厳しいノルマを課して部下をしごく管理職のようなやり方で、彼らを締め付けたりしないようにしたいものです。
今まで医療と無縁だった人が中高年になり、健診結果が悪いという不愉快な現実を突きつけられた時に、容易には受け入れられない人達がいることは無理もないことです。意識や行動の十分な変容には数年かかることもありますが、彼らの生活環境や嗜好に合う形での治療や健康管理のスタイルを見つけられるよう、気長に付き合うことも私たちの大切な役目ではないでしょうか。
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◇ 日常と非日常 ◇
メンタルヘルス対策促進員 小澤 裕美子
厚生労働省の「こころの耳」というポータルサイトを時々見ています。「こころの耳」とは、働く方やそのご家族、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業者の方などに向けて、メンタルヘルスケアに関するさまざまな情報や相談窓口を提供している、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトのことです。コロナ禍になり、「こころの耳」に「新型コロナウイルス感染症対策(こころのケア)」という特集ページができました。
その特集ページの中に、「新型コロナウイルスに負けないために セルフケア編」というページがあり、目に留まりました。コロナ禍におけるセルフケアについてわかりやすい言葉やかわいいイラストで書かれています。「非日常の連続で・・・」という小見出しに続いて、セルフケアのポイント等が書かれていました。セルフケアのポイントは①自分の気持ちに気づいてその気持ちを表現する、②自分に合ったストレス対処法を見つける、③できる範囲で他の人とのつながりを維持する、の3つです。
非日常といえば、約2年前、たとえばそれまでは豊富にあったマスクが急に品薄、手に入らなくなり、ドラッグストア等お店を探し回る日々がありました。自分にとっては、風邪を引いた時など限られた期間だけマスクをしていた「日常」から、仕事や生活の場面で毎日マスクをすることが「日常」となりました。そして今後の感染状況にもよりますが、マスクを外す「非日常」(いずれ「日常」)が近づいてくるのだと思います。
日常と非日常は、振り返って考えると、あっさり変わっていくものだと改めて感じています。非日常は遠い所にあると勝手に思い込んでいましたが、日常と非日常は表裏一体なのかもしれません。
前述のセルフケアのポイントを読んで、変わっていく中で感じる戸惑いや不安、その他今は表現できないかもしれない○○な気持ち・・・を無視せずに自分の気持ちとして受け止めようと思っています。
※厚生労働省「こころの耳 新型コロナウイルス感染症対策(こころのケア)」
→ https://kokoro.mhlw.go.jp/etc/coronavirus_info/
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◇ 令和4年度両立支援コーディネーター基礎研修開催のご案内 ◇
6月9日 (木)13時~第1回開催分、
7月19日(火)13時~第2回・第3回分の受付を開始します。
オンライン形式(動画配信研修+WEBライブ講習)での開催です。
応募者多数の場合は抽選のもと、受講決定とさせていただきます。
→https://www.johas.go.jp/ryoritsumodel/tabid/2126/Default.aspx
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産業保健スタッフ研修会のご案内
『パワーハラスメントを心理学的に考える ③相談対応者の立場』
日時:令和4年6月14日(火)14:00~16:00 Web(Zoom)
講師:(株)ホリスティックコミュニケーション
代表取締役社長 豊田 直子 氏
『ストレスチェック実施後の職場環境改善の実施方法』
日時:令和4年6月21日(火)14:00~15:30 Web(Zoom)
講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 花谷 和雄
『実践力アップセミナー 職場のハラスメント対策向上編
~「これってパワハラですよね」と言われた時に~』
日時:令和4年7月12日(火)14:00~16:00
会場:アーバネックス御池ビル東館 2階会議室
講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 辰巳 朋子
『効果的な職場巡視と衛生管理者の活性化』
日時:令和4年7月26日(火)14:00~15:30 Web(Zoom)
講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 桑村 明男
『働く女性のライフステージに応じたメンタルヘルスの起こりる問題点について』
日時:令和4年8月3日(水)14:00~16:00
会場:アーバネックス御池ビル東館 2階会議室
講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 河合 早苗
京都府仕事と不妊治療の両立支援相談員 埜村 順子
『事例を通して考えるメンタルヘルス不調者への対応』
日時:令和4年8月26日(金)14:00~16:00 Web(Zoom)
講師:京都産業保健総合支援センター 相談員 加藤 ゆみ
詳細・お申込: https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training#training02
※日医認定産業医の単位は付与されません。
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◇ メンタルヘルス対策支援サービスについて(無料)◇
メンタルヘルス対策促進員が事業場に赴き、お手伝いいたします。
・管理監督者教育への講師派遣
・若年労働者教育への講師派遣
・「こころの健康づくり計画」策定に関する支援
・「職場復帰支援プログラム」作成に関する支援
・ストレスチェック制度の導入や実施後の職場環境改善等に関する支援
詳 細→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mental
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◇ 治療と仕事の両立支援サービスについて(無料)◇
当センターでは、治療を受けながら仕事を続けたい方、両立支援に
取り組む事業場の方からの相談に応じています。
→ https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/ryoritsu
*出張相談窓口を開設しております。【要予約】
・京都大学医学部附属病院 毎月第3水曜日( 9:30~12:30)
・京都府立医科大学附属病院 毎月第2木曜日(10:00~12:00)
・宇治徳洲会病院 随時
・市立福知山市民病院 随時
・京都市立病院 随時
・京都医療センター 随時
・京都第一赤十字病院 随時
・京都岡本記念病院 随時
・京都桂病院 随時
・京都第二赤十字病院 随時
・洛和会音羽病院 随時
・京都府立医科大学附属病院 北部医療センター 随時
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◆京都産業保健総合支援センターご利用案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/about
◆相談のご案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/consultation
◆研修・セミナーのご案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/training
◆図書・教材のご案内◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/material
◆産業保健新着情報◆
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◆メールマガジン(バックナンバー)◆
https://www.kyotos.johas.go.jp/wp/mailmagazine/back-number
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発 行 人 :松井 道宣 編 集 人 :清水 和義
編集協力:産業保健相談員・メンタルヘルス対策促進員・両立支援促進員
発行/配信:京都産業保健総合支援センター https://www.kyotos.johas.go.jp/wp