健康情報"ほっと一息"

【新年度特別版】新副所長のご紹介

  • 昨年4月から「治療と仕事を両立するための情報」をテーマに連載してきましたが、今回は番外編で新副所長の紹介をさせていただきます。

  • 今年の4月から新副所長に着任しました小見(おみ)伸雄です。宜しくお願いします。

  • 小見副所長と両立支援のこれまでの関わりを教えてください。

  • 本年3月までは、労働局監督課で、簡単に言えば労働関係法令の取り締まりの業務を行っていました。
    長時間労働が是正されない事業場など、違法な状態になっている事業場に対して監督指導や司法処分などを実施するのです。
    両立支援との関わりで言えば、病気を理由に解雇された労働者の相談対応なども行っていました。

  • 労働基準法や労働安全衛生法のエキスパートですね。

  • それと、姉が、昨年がんであることがわかりました。

  • 治療と仕事を両立されているのでしょうか?

  • 仕事を続けていたのですが、症状が悪化したときに「退職」という選択をしました。「休職」という制度を知らなかったのです。

  • そうなんですね!職場に制度が無かったのでしょうか?

  • いえ、休職制度はありましたが、担当者が社内制度に詳しくなかったために提示されなかったそうです。私が姉に病気ことを知らされたのは、退職した後だったので、とても残念に思いました。辞める前に相談してくれたらよかったのに‥。

  • お姉さんのように、制度を知らないまま退職を選択している労働者は今も沢山いらっしゃるかもしれませんね。

  • 制度を知っているのと知っていないのでは大違いなんです。
    「治療と仕事の両立支援」のことは、労働者も、事業場も知っておくべきです。
    いつ、誰が病気になるかわからないですからね。

  • まだまだ両立支援の普及活動が必要ですね!!一緒に宜しくお願いします。