産業保健コラム
粂 ゆかり
所属:社会保険労務士 粂ゆかり事務所
専門分野:特定社会保険労務士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
My健康サポートチーム
2021年8月2日
「腸はすべての根源です。」
私には「健康サポートチームKUME」と勝手に名付けたサポートチームがあります。チームのメンバーはフィジカルトレーナーとメンタルテラピストのお二人。まるで一流アスリートのサポートチームのようですよね。「チームKUME」と勝手に呼んでいるとはいえ、本当に頼りになる存在です。
冒頭の言葉はフィジカルトレーナーさんの言葉です。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、脳と腸が互いに影響しあっていることは知識として知っていましたが、うつ病と腸内細菌叢に関係があるという研究報告もあるのだそうです。
昨年来のコロナ禍で仕事や生活環境が大きく変化し、食生活も変わってしまいました。それに比例して体型も大きく変化したため、週に一度パーソナルトレーニングを受けることにしました。
トレーニングメニューは、(私にとっては)厳しめの腹筋・背筋、各種スクワット、そして初体験の『腸ほぐし』です。
『腸ほぐし』とは、腸を優しく解してあげることにより固まっている腸の機能を正常化させること。腸の硬化を防ぎ、様々な体調不良を防ぐことが出来るようになります。
ではなぜ腸の状態が悪くなるのでしょうか。原因の一つに挙げられるのが咀嚼不足。「現代人は噛むことが極端に少なくなっています。消化器官と言うと胃腸が挙げられますが、実は口も消化器官なのです。咀嚼不足だと、十分に消化されていない食材が胃に入り、食材の重みで胃が下垂し、腸が圧迫されます。また胃酸の分泌過多による小腸へのダメージなどにより、腸は固まってしまうのです。」とのトレーナーさんの解説に、「ふむふむ、なるほど・・・」と聞き入っていると、すかさず「これらを防ぐためにも、まずは咀嚼を行うこと。粂さんはひと口25回を目安に咀嚼してみて下さい。胃腸の負担は改善され、唾液の分泌により免疫力もアップしますよ。」とのアドバイス。
「ひと口25回!」ここ数カ月を振り返ってみると、大好きなカレーは流し込み、麺類も大好きで、あまり噛まずに飲み込むことも多し。腸によくないことだらけだったと反省しつつ、「25回も噛んでいると、食べる量は減るかもしれない」と、懲りずに安易な期待を持ち「ひと口25回運動」にトライし始めて約4か月が経ちました。
そういえば「あれ?最近ちょっと胃腸の状態いいかも・・・」なんて自覚も無きにしもあらず。
皆さまは、ご自身の健康管理どうされていますか?
健康管理専門のあなただけのサポートチームを作ってみませんか!
粂 ゆかり