産業保健コラム

安野 博樹


所属:耳鼻咽喉科安野医院 理事長

専門分野:耳鼻咽喉科・騒音性難聴

新任のご挨拶

2021年10月1日

9月1日より産業医学相談員を務めさせて頂く安野 博樹(やすの ひろき)と申します。平成6年兵庫医科大学を卒業後、同大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室に入局、宝塚市立病院耳鼻咽喉科医長等を経まして、平成23年、中京区で父の医院を継ぎ、院長に就任いたしました。研究歴としては、大学院時代に嗅覚再生を研究しておりました。現在、京都府耳鼻咽喉科医会で学術担当理事を務めさせて頂いております。

 

産業医としては、平成11年に取得いたしまして、関西の小規模事業所、とりわけ大阪南部のいわゆる「町工場」を主に巡回させて頂いておりました。「メンタルヘルス」と叫ばれている前の時代でしょうか。

産業医学の中で耳鼻咽喉科領域に特化いたしますと、一番は騒音性難聴でしょうか。ある一定以上の騒音下で就労されているにもかかわらず、耳栓やイヤーマフを装着されていない、あるいは、用意すらないことも多々あります。一度発症すると難聴・耳鳴等の後遺症を残しやすい疾患です。他では、ストレスなどによるめまい、大きな声を出す環境での嗄声、空気のよくない環境下でのアレルギー性鼻炎の悪化等々。

 

最近は自院に専念し、産業医として休眠状態でしたが、これからは微力ながらご協力させて頂きたいと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。

安野 博樹