産業保健コラム
宮本 理惠子
所属:宮本社会保険労務士事務所
専門分野:社会保険労務士・産業カウンセラー
食生活と心の健康
2022年5月2日
私の体験談となりますが、お付き合い下さい。
私は、「毎月血液検査」をしています。
毎月~なぜ~かというと、ある慢性の持病があり炎症がどの程度かとか、薬の副作用で、腎臓や肺など臓器に異常が出る可能性がある為、主治医に診てもらっています。
血液検査項目に2ヶ月に一回総コレステロール値の検査があるのですが、私はその値がかなり高いのです。「正常範囲・・130~219」と表示されていますが、私はいつも「320とかで300超」です。
でもまあ、今のところ身体に影響ないので放置していたところ、姉に叱られました。
姉は、数年前になんとなく足先がしびれ歩きづらい、ろれつが回らなく話づらいから始まり、ほぼ口が開かない状態で話ができなくなり、脳梗塞と診断されました。脳血管は詰まっていて壊死しており回復しない状態でした。
しかし、入院治療し、通院により問題なく暮らしてしますが、現在も相手は気がつかないかもしれないが、自分自身では話づらいと言っています。血液検査で少しでも数値が高いとすぐコレステロールを下げる薬を処方され服用しているようです。
脳梗塞で歩けなくなった方など、突然襲ってくるこの病気の恐ろしさを延々と聞かされ、コレステロールの多い食品が大好物な私でありましたが、一大決心し食生活を改善することにしました。
コレステロールを下げる食品、善玉コレステロールを上げる食品など調べ、来る日も来る日も、玄米・オートミール・お味噌汁・野菜・海藻・豆腐・納豆・梅干・大豆・小豆・豆乳・青魚(オメガ3脂肪酸)・肉(赤身)は少量、アマニ油(悪玉コレステロールを下げる)の摂取。そしてパン、白米、麺類、バターなど乳製品、卵類、貝類、油もの、加工品、アルコール、お菓子(あんこは除く)は一切食しませんでした(頑張りました 3ヶ月間)。
私は、血液検査の結果にワクワク感でいっぱいでした。しかしながらガーン!!
数値は「268」と減少したものの「正常範囲130~219」には届きません。あれだけ食べたいものをグッとこらえて頑張ったのに~と切なさでいっぱいでした(落ち込んだ。疲れたー)。
ハタと、極端な自分に気が付きました。食生活の改善は大切だけど、好きなものを食べる楽しみはメンタルに欠かせないものであると。
身体の健康も大切だけどメンタルも大切で、バランスを取り継続することが重要ですね。食生活と心の健康って繋がっていますよね。
皆様、無理のない食生活、適度な運動、そして笑いと感動のある生活を心掛けて毎日楽しく暮らしましょう。
宮本 理惠子