産業保健コラム

宮本 理惠子


所属:宮本社会保険労務士事務所

専門分野:社会保険労務士・産業カウンセラー

児童労働を一緒に考える

2023年8月1日

毎日、一に仕事、二に仕事、三に炊事・洗濯・掃除、四に爆睡、五にショッピング(ご褒美)をひたすら繰り返す生活に、フゥーとため息ついている私。なんて、ありがたいことなんでしょう。

 

国際労働機関(ILO)の発表によると、児童労働をさせられているという子どもたちが、なんと1億6,000万人もいるというのです。

 

昔はアジア太平洋地域が一番多かった様ですが、現在は、サハラ以南のアフリカが半数を占めています。
要因は、気候変動や内紛等で、築き上げてきた経済基盤が失われ、難民や国内避難民になったり等、子どもたちが働かざる得ない悪循環が生まれているという、心痛む現状です。

 

*私たちが使っているコットン製品は、子どもたちが綿花を摘んでいる。
*取れた野菜を大きな籠にいれて頭の上に乗せて運んでいる子どもたち。
*カカオ畑で働く子どもたち。
*サッカーボールを縫ってる子どもたち(5歳から縫っている子どももいる)
*その他

 

この悪循環の背景には、地域の福祉・教育の未整備や、子どもの労働力を必要としてしまう経済ビジネスのあり方、そもそも親が“自分も働いていた”価値観などが関連している様です。

 

私に(私たちに)何が出来るのでしょう。
まずは、児童労働の子どもたちのことを知ることが大切ですね。
また、日本企業としては児童労働にかかわるビジネスのあり方を変えることも大切なんだと知りました。

 

森永製菓は、
「しあわせへのチョコレート」プロジェクト「1チョコ for 1スマイル」
の支援パートナーをされており、売上の一部はカカオ生産国の子どもの教育費支援にあてられています。
私は、チョコレート大好き!!
これからも子どもたちへの応援、子どもたちに感謝してチョコレートを買い続けます。

 

農園等で働くことなく、学校に行って勉強できるように、サッカーボールは蹴って遊べるように、児童労働のない世界を一緒に祈っていきましょう。

宮本 理惠子